どうも、おしゃれ家電が大好きな、伊勢ユーキです。
国内発の高級家電メーカーとしてすっかり定着したバルミューダですが、今回はそのバルミューダのケトル『The Pot』についてご紹介します。結論から述べると、若干機能性に乏しいものの、最高の注ぎ心地とシンプルで美しいデザインを両立した最高のケトルです。
- シンプルで洗練された必要最低限のデザイン
- 湯切れの良い細口と手に馴染むハンドル
- バルミューダシリーズの中では安価で入門用に最適
- ポットの中のお湯を完全に出し切るのが難しい
- 保温など機能性に乏しい
シンプルで洗練された必要最低限のデザイン
バルミューダの家電はどれも洗練されたデザインで、このThe Potも例に漏れず美しくシンプルな設計だ。


余計なものは排除されており、本体に湯量などを示す文字は印字されていない。唯一のアクセントとして持ち手の末端にランプが付いている。このランプは加温が始まったら点灯し、加温が終わったら消灯して、お湯が沸いたことを知らせてくれる。


色はホワイト、ブラック、クロームメッキがラインナップされている、好みで選んで良いと思うけど、一般的な話としてクロームメッキは汚れが目立ちやすく日々のメンテナンスが必要なことに注意。ブラックとホワイトはマットな質感で汚れも目立ちにくい。
湯切れの良い細口と手に馴染むハンドル
僕は過去にラッセルホブスのケトルを使っていたことがある。ラッセルホブスは英国の老舗メーカーで、使っていたポットも良い商品だったのだが、バルミューダのポットへ乗り換えた理由はこの湯切れの良い細口だ。

写真の通り、湯切れ部分が細口となっており、出てくるお湯も細いのでドリップコーヒーなどを淹れやすい。最高の注ぎ心地だ。一定の速度でお湯を出しやすく、ペーパードリップからお湯がこぼれることも少ない。
グリップ部分は掴みやすい程よい太さとなっており、ポットがすべって回転することもない。
バルミューダシリーズの中で安価で入門用に最適
バルミューダは一般的な家電と比較して若干高価になるけど、『The Pot』については、他のバルミューダシリーズと比較すると若干安い。『The Pot』は価格の観点においてバルミューダの入門用として最適だと思う。以下に代表的なバルミューダシリーズの価格を挙げる(2020年1月の価格.comの掲載価格を引用)
- 電子レンジ 41600円
- オーブントースター 21000円
- 炊飯器 37700円
- 加湿器 43200円
- 電気ケトル 11400円
バルミューダの家電はデザイン性に優れる反面、各種機能を削ぎ落としたものが多く、人を選ぶ家電でもある。この『The Pot』でバルミューダがどういう家電かを体感して、もし肌に合うようなら順次他のシリーズも揃えていくのが良いかもしれない。
ポットの中のお湯を完全に出し切るのが難しい
これは『The Pot』に限った話ではないのだが、ポットのお湯を完全に出そうと思っても、ポットの中にお湯が微妙に残るのが残念なポイントだったりする。

写真のようにポット内部の排出部分に小さな凸凹があり、ここにお湯がひっかかって、微妙にお湯が残ってしまう。
保温など機能性に乏しい
『The Pot』は必要最低限の機能のみに削ぎ落とされたケトルだ。よって保温機能はない。タイマー設定もできない。よってこれら機能が必須となる人にとっては、『The Pot』はおすすめできないだろう。


まとめ
シンプルで洗練されたデザインで使い勝手も良く、楽しくお湯を注げるポットだと思う。バルミューダシリーズの中では若干安価なので入門用としてもよいかもしれない。