社会人や大学生になって初めて一人暮らしするとき、まずは 6〜7 畳程度の部屋を借りて暮らすことが多いと思います。
今回は、部屋のインテリアを考えるにあたって、僕が普段から意識していることを紹介します。

電源ケーブルを隠す
まずは基本的なことだけど、電源などの各種ケーブルは、見えづらい位置へ隠すようにしています。
テレビやパソコンなどの周りに、電源ケーブルの配線がごちゃごちゃしていると、生活感が滲み出た部屋になってしまう。
例えば、家具の裏などに隠れるように配線したり、床にだらんと放置された状態は避けるようにします。

また、電源タップの周りはケーブルが集中して特にごちゃごちゃしやすい場所なので、タップボックスでまとめるのがオススメ。

電源ケーブル類は、家具の裏に隠す。電源タップ周りは、タップボックスで収納
間接照明の導入

インテリアの定番アイテム「間接照明」。光の強弱や陰影によるグラデーションを楽しめたり、直接光にはない柔らかな印象でくつろぎをもたらしたりと、効果は様々だ。
間接照明は基本的には購入して設置するだけで、手軽にインテリアに取り入れることが可能なのでぜひとも導入したいところ。
もし部屋が広いと、部屋を暗くしないために光量を気にする必要があるのだけど、6 〜 7 畳程度の部屋であれば、電球の光量はそれほど気にしなくてもいいと思う。

ちなみに、間接照明の数が増えすぎると、いちいち点灯消灯させるのに手間がかかるようになる。
そこで、例えばラコルトのような、リモコンでオンオフできるLED電球がオススメ。間接照明の数が増えてきたら、導入してみるといいと思う。
間接照明で光の陰影を作り出して、部屋全体に落ち着いたくつろぎをもたらそう。
丸いシーリングライトは使わない
シーリングライト(天井照明)でよくあるのが写真のような丸いカバーの照明だけど、部屋をおしゃれにするためには、天井の照明にもこだわりたい。

一般的には、賃貸であってもこのシーリングライトは取り外すことができます(取り外す前に賃貸規約は確認しよう)
取り外してみると、こんな感じの「引掛シーリング」が出てくるはず。この「引掛シーリング」に対応する照明を購入すれば、賃貸住宅でも、自分の好きな照明を楽しむことができる。

天井照明を変更するだけでも、こんな感じで部屋の雰囲気が随分と変わる。

たまにだけど、シーリングライトが天井に埋め込まれてて、取り外すことができない部屋もある。そういう場合は、思い切ってシーリングライト自体を大きな布ですっぽり隠してしまうのも手だ。
シーリングライト(天井照明)はおしゃれなものに変更しよう
背の高い棚は避けるか、オープンタイプのものを選ぶ
背の高い棚は圧迫感を生み出すので、どうしても部屋が窮屈になってしまいがち。特に 6 〜 7 畳程度に部屋だと部屋を広く見せることが大事なので、背の高い棚はあまり置かないほうがいいと思う。
とはいえ、背の高い棚は「収納数が多い」というメリットもあるので悩みどころ。
もしも背の高い棚をおきたい場合は、写真のようなオープンタイプの棚がオススメ。オープンタイプの棚だと、背面が開放されて壁が見える構造のため、部屋の圧迫感を抑えることが可能だ。

背の高い棚はできるだけ避ける。もし設置する場合は、オープンタイプの棚を選ぶ
棚には収納するだけでなく、ディスプレイする役目も持たせる
本来、棚とは収納目的で使うもの。でもインテリアの観点で考えたとき、雑貨など小物を置くことで、お部屋に豊かな印象を与える効果もある。せっかくだからお気に入りの雑貨などをディスプレイしよう。
小物を棚に配置するときはコンセプトカラーとアクセントカラーを常に意識しよう。

コンセプトカラーとして、黒、白、茶色といったあまり派手でない色の雑貨を中心に配置し、アクセントカラーとして派手な色のものを少しだけ置くのがベストだ。
棚はお気に入りの雑貨などをディスプレイして、お部屋に豊かな印象を与えよう
テレビは部屋の顔。奮発してちょっと良いものを
家電のうち、テレビについてはちょっと無理をしてでも良いものを購入したい。というのは、テレビは家にあるインテリアの中でも「顔」としての役目を果たすから。
部屋に入ったら、一番最初に目に付く家電なので、できるだけこだわって良いものを設置したい。

例えば、可能なら 32 インチ以下の小さなテレビは避けたいかも。小さいテレビは圧迫感が少ないので部屋を広く見せる効果もあるけど、あまりに小さすぎると、ちょっと貧乏くさい感じが出てしまうからだ。
メーカーは好みにもよると思うが、こだわる場合は、市場で高級機と認知されているものを選ぶといいと思う。
テレビは頻繁には買い替えないもの。長く使う資産なので、少々高いものを買っても元が取れると思う。
テレビだけはちょっと奮発して良いものを
彩度が高い色を取り入れるのは難しいと認識すること(例:ダイソンの掃除機など)
彩度とは、色の鮮やかさのこと。
この図で言うと右側が彩度の高い色。彩度が高い色は部屋の中で浮きがちで、インテリアに馴染ませるのが難しい。よって、多用するのはあまりオススメできない。
彩度の高い色がふんだんに使われた家電の例として、ダイソンの掃除機がある。

ダイソンの掃除機は、青や赤といった彩度の高い色を多用しているため、インテリアと調和させるのが難しい。ダイソンの掃除機を使っている場合は、できるだけ見えない場所に隠すようにしよう。
彩度の高い色は上級者向け。もし家電家具に彩度が高い色が使われて、うまくインテリアに馴染まないときは、できるだけ目に届きにくい場所へ隠すようにしよう
アクセントカラーの小物類を取り入れる(観葉植物がオススメ)
例えば、部屋全体が白い家具や黒い家具で一辺倒になってしまうと、部屋全体の印象が平べったい感じになってしまう。
そこで取り入れたいのがアクセントカラー。
部屋のところどころにアクセントカラーの小物を少しだけ配置することで、「なんだかボヤっとしたインテリア」になるのを避けることができる。
オススメのアクセントカラーはずばり緑だ。観葉植物など使いやすいアイテムが多い。

アクセントカラーの小物を取り入れて、ボヤッとしたインテリアになるのを防ぐ
まとめ
以上、6 〜 7 畳程度の部屋で一人暮らしするにあたって、自分なりにインテリアでこだわっていることを紹介してみました。
今、この記事を書いてるのはちょうどセンター試験の時期で、あと数ヶ月後には一人暮らしの準備を始める人も多いと思うので、何か参考になるところがあれば幸いです。